そう言って、涼が顔を近づけてきた。

そ、ういえば、太陽と、キスしたことなかったなぁ。


太陽、私はあなたとこうしてキスしてみたかった…


…あおい。

太陽が私を呼んだー


はっ


「ダメッ。」


「ご、めん。涼。私、やっぱり太陽のこと忘れられない。」


「でも、お前は先輩に傷つけられたんだろ⁉︎」


「うん、確かにそーだね。でもね、やっぱ太陽が好きなの。例えゆりかと両想いであの2人が付き合ったとしても、私は太陽が好き。」


「そんなん、お前が傷つくだけだろ?」


「それでも、いいの。今は。確かに涼を利用して諦めた方が楽かもしれない。でも、どうしても好きなの。太陽が、大好きなの。」


「そっか。俺の入る隙間はないってことか。」


「うん、ごめんね?でもね、今日涼が来てくれてほんとによかった。私もう一度学校に行ってみるよ。」


「そっか、頑張れよ。俺、お前を支えてやるから。」


「ありがとぉ。」


「どういたしまして。」

「んじゃ、あとは2人でごゆっくり」

え、2人って。どういうこと?

私は涼の言ってる意味がわからなかった。


涼が部屋を出て行ったあと、誰かと廊下で話している。


がちゃ、


えーーーー。


そこには、



太陽がいたーーー