いつの間にか、家の前に立っていた。


どうやって家に帰ったのかわからない。

ガチャ

「ただいまー。」


「「おかえりー」」

うちの家は相変わらず暖かかった。

「あおー、ご飯はすぐ用意するね〜!」


「ごめん、今日いらないや。」

そう伝えて二階の自分の部屋に行った。


部屋に入ると、涙が止まらなかった。


だいすきだったのに。


ずっと信じてたのに。


なに、今までうちのクラス来てたのってゆりかの顔を見るためだったの⁉︎


ゆりかは今まで太陽に近づくためだけに私と友達になったの⁉︎

2人とも信じてたのに。


ゆりかには無視され続けているけど、うちはまだ、どこかでゆりかともう一度仲良くなれるって期待してたのに。