先輩と付き合い始めて一か月が過ぎようとしていた。


「あーおっ」

「太陽先輩っ‼︎おはようございます♡」

「おはよっ。っていうかめちゃくちゃ眠い。」

「寝不足ですかぁー⁉︎授業中ねちゃだめですよぉ⁉︎」

「まじめな彼女だなぁー。でもお前も寝てるだろぉ⁉︎」

そういって先輩は私の髪の毛をぐちゃぐちゃにした。

「寝てませんよーだ。」

「ふーん。授業中にお絵描きしたり、教科書見ながら寝てるよーに見えたのは俺の目がおかしいからかなぁ⁉︎」

「え、え、見てたんですか⁉︎」

「あぁ、俺の目はマサイ族並みにいいから俺の教室からでもお前みえるぞ!」

う、うそでしょ。それならあの時の絵も見られた⁉︎

「せ、先輩。私のお絵描きしてた絵も見えましたか⁉︎」

「あぁ、見えたよ。」