頭を下げていると、不意に頭にものすごい衝撃。

「ッ~!!?」

「お礼はいいけどよ。秋奈、そこに直れ」

「え…」

「あぁ!?」

「ひぃ!!?」

 トーマスが怖い!!!

 言われるがままにその場に正座する。背筋もしっかり伸びてる。

「夏樹、てめぇもだ」

「え?」

「元はと言えばてめぇのせいだろうが!そこに直れ!!」

「っは、はい!?」

 私の後ろにいた夏も駆け寄ってきて、隣に正座する。

 目の前で仁王立ちするのはトーマスを筆頭に、ノンタン、大貴、直斗さん…。

 うわぁ…めちゃくちゃ怒っちゃってる…。