「…秋奈、瞬桜、何してるの?」

 ッ六花!?び、びっくりしたぁ…。

 正門から行けないこと言えなくて、瞬の部活行くって嘘ついてたから六花もびっくりだよね…。

 嘘つくもんじゃないね。やっぱり。

「おばさん、探してた」

「あぁ、こいつ反抗期だから、秘密な」

「…分かった」

 六花、流石物わかりがいい!

 ぎゅっと抱き着くと、頭ポンポンってしてくれた。

「で、秋、商店街か?」

 瞬にうんとおっきく頷くと、まぁそうだよなと笑われる。

 むぅ、笑うことじゃないもんね。

 商店街の最寄の駅までの切符を買って、ホームに上がる。

 六花もついて来てくれるのか、私の隣に立ってくれてた。