席に着くと、
英語の教科書と
国語の宿題がない。
わたしは
『ハァー…。 』
とみんなに聞こえるほど
わざと大きくため息を出した。
前の席の方の人が、こっちを向いて笑ってる。
たぶんイジメの犯人はあの人なんだろう。
えーっと…。 名前は…。
須藤 琉愛 (スドウルア)
気が強くて、なんでも1番になりたがる子だったよーな…?
『まあ、いいや。 』
私はあまり気にしてない。
でも、その子だけじゃない。
イジメる人も。
イジメを手伝う人も。
イジメを見て見ぬ振りをする人も。
イジメられる私もすべて悪いんだ。
1人のせいじゃない。
原因は1つじゃないんだ。
自分が悪いのも知ってるから…。
我慢できる。
とゆうより、する。