――さらに6年後――
漣「ただいまぁ」
沙「お帰りなさい!」
漣「沙那、話聞いてくれる?」
沙「うん」
沙那は小学6年生になった。
漣「これ見て」
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漣へ
弥生です。
ごめんね。漣。
やっぱり、私は漣に酷い事をしたから、罰が当たったんだね。
あのね、私。
癌なんだ。
でも、結婚式したかったんだ。
隠しててごめんね。
私は漣を大大大好き!
―私の未来の子供へ―
お母さんは貴女に逢う前に居なくなっちゃったけど、天国から見守ってるからね?
元気に二十歳を向かえてそれから、お父さんみたいな人と結婚して孫の顔を見せてね?
大好きだよ?
お母さんより
二人で協力して幸せになってください。
伊坂 弥生
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