私は一瞬ためらったが、口を開いた

愛実「あのね、私優くんの事知ってるかもしれないの。」

健人「なにか言われたの?」
健人が真剣な顔で聞いてくれてる
こういう時の健人はほんとに頼りになる
ついつい甘えてしまう。

愛実「俺のこと覚えてないの…?って言われて考えてたら怒ってるような悲しい顔のような感じで帰っちゃったの。」

健人「なるほどねー。昔の知り合いとか?ちょっとでもいいからなんかポンと出てこないの?」

私はそれを聞いて、優くんと話している時に思っていた事を思い出した。

愛実「そう言えば、名前も聞いた時あると思ったし、声も懐かしい感じがしたの。」
私は頭の中でもう一度整理した
あ、もしかして
愛実「もしかして…!健人が引っ越してくる前にそこに住んでて一緒に遊んでた男の子かもしれない!!」
だとしたら私なんてことしちゃったんだろう。
私は昔の約束を思い出していた