『何の本読んでるんです?あっ、ホームページ作るんですか?!アタシそんな仕事してるんですよ!』

『え、じゃあ、詳しいんだ。』

『もちろんです!』

キリッと腕を組んで見せる彼女は、
やはり無邪気な中学生にも見えた。


人見知りなのかと思えばよく喋る。
大人の顔で少女みたいによく笑う。

天窓から落ちる日差しが彼女の頬を伝い、優しい陽だまりを作る。

俺は、
休みの日は毎週、
そこに通うようになってしまった。