パッチワークのシャツに古着のリーバイス501をくるぶしの上まで捲り上げていて、
髪は軽く色の抜けたショート。
涙袋は豊かでパッチリとしたタレ目。
薄い唇は左右にフニフニ開いてよく笑う。

『今日は一人で来られたんですか?』

『うん、一人で勉強したくて…』

そう応えて、
まぁウチに帰っても孤独なんだけどな、と心中に呟く。