「おはよー、美來」

「おはよー、亜莉沙」

「あっ、亜莉沙!カラコン入れた?」

「えっ?わかる~?」

「わかるわかるー!!ちょー似合ってんじゃん」

「まぢ~?ありがとぉー」

靴箱で親友の美來といつものようにしゃべりながら教室へ向かう。


―宮崎亜莉沙―


勉強もしないまま高一が過ぎて学年が上がった…。

自分では普通と思ってるんだけど…

世間で言えば俗に言うギャル?らしい…

―キーンコーンカーンコーン―

「あっ!やべ教室いこっ亜莉沙!」

「あっ先に行ってて;トイレいってくる」

「うん~☆先行っとく」

亜莉沙は走ってトイレへ向かった。



「あっ!やばっ遅れる~。あっメイク直してこー」

亜莉沙は急いで教室へ向かった。

―ドンッ―


「キャー!いったーッ」

「あっごめん」

「よそみてあるいてんじゃねーよ」

顔を上げると真面目そうな生徒会長が立っていた。

「あ、すいま――...」

私は生徒会長のいうことなんか聞かずに走って行った。

―ガラガラ―

「遅いぞ宮崎」

「ごめーん先生ぇ」

「いいから座れ」

「はぁい」

(おそいよっ亜莉沙)

(ごめんごめん;いろいろあってさ)

私たちは小声でしゃべっていた。