『ウチで準備できるのは、ハインドの武装強化型のMi-24Pだ。30ミリ連装機関砲、対戦車ミサイル、無誘導ロケット弾、機関砲ポッドを装備している』

「いいね、Mi-24P。大好物だ」

ゴーストの言葉に頷くニコライ。

『OK、商談成立だ。ならば24時間以内にウクライナまで送り届ける。弾薬とRPGも一緒にな』

そう言って、ゴーストからの電話は切れた。

「…いい買い物が出来た。ロシア軍の軍備増強の際にもデュラハン社に頼むとするか」

そんな事を言いながら、スマホをバニングに返すニコライ。

「流石…大統領の買い物はスケールが違う」

スマホを受け取り、バニングは肩を竦めた。