チェルノブイリの事故によって、広島や長崎に落とされた原爆の少なくとも100倍の放射能が撒き散らされた。

500万人以上の人が、事故による放射性物質によって汚染されていると考えられている地域に住んでいる。

放射能漏れのせいで、近くの森が明るい赤色に変わり、『赤い森』という名前がつけられた。

放射性物質の約97パーセントが、チェルノブイリを覆っている崩れそうな石棺内部に残っているという。

原子炉内部には、いまだに200トンの放射性物質が残っている。

100年。

それがチェルノブイリが完全に廃炉になるのに、かかる時間だ。