ロスタム達に甚振られ始めてから、1時間が経過。

「そろそろ飽きてきたな」

ロスタムが呟く。

目の前には、汗と涎で顔を汚したバニング。

今も首は絞め上げられ、意識は朦朧しているが。

「どうしたっ…もう終わりかロスタム…っ」

「しぶとい奴だ。お前のタフさには辟易だよ」

ロスタムは兵士の持っていたAK-12をしゃくり取る。

「もういい、お前は要らん。死ね」

バニングの頭に突きつけられた銃口。

しかし次の瞬間!