ニコライの注文通りの、ハインドMi-24Pも準備できた。

その機体に積めるだけの5.56ミリ弾、9ミリ弾を積み込み。

「私も行くの…」

更にコートニーが愛用のバレットM82を持参して乗り込む。

「イグラを買った客が、チェルノブイリ原発に撃ち込もうとしているなら…スナイパーの手が必要かもしれないの…」

「いい判断だ」

ガイストはハインドのコクピットに乗り込もうとするが。

「ガイスト」

そんな彼を、ゴーストが呼び止めた。

「お前は留守番していてくれ。今回は俺が行こう」

「…デュラハン社ボスのアンタが、直々に商品を届けるのか?」

「ああ」

ゴーストはニヤリと笑った。

「顧客はVIPだからな。こっちも失礼のないようにしなけりゃならん」