「良かったな。
これで受験に専念出来る。
早めに結果が出てくれて安心した。

　後は、勉強に専念して、志望校に合格出来るように励むだけだな！」

　親父は当たり前のような顔で言った。


　その言葉で、俺は今まで溜まった鬱憤が一気に爆発したんだ。


　『お前に何が分かる！！』

　心の中で燃え滾る怒りや今まで我慢していた親父への鬱憤が爆発してしまった。


　「だよな……

　親父のようにならない為にも、せいぜい勉強しないとな。

　酒飲んでは、会社の愚痴や不安ばかり。

　挙句、弱い者を攻撃的になる。

　タチの悪いガキのイジメと変わらないもんな！！

　そんな大人にならない為にも、いい会社に入らないとな！！」


　言葉は選ばない、ありのままをぶつけた。