デビューから数ヵ月間は、遠足や定観をはじめ、日帰りの近距離コースをこなす毎日がつづきました。

この頃は観光バスも景気続きで、休み返上で出勤し、あちこち飛び回る状態〜 

時折
「予備・待機」(乗務が無く会社内で待機している日)
があっても、なかなかゆっくり勉強している暇もなく、
急遽台数が増えた定観の乗務や、
急に体調壊すなどで休んでしまった仲間の代わりに緊急に乗務が入る〜など、
まぁ常にバスに乗っている状態が多かった記憶があります。 

当時、ガイドと車掌乗務が同じ待遇だったことと、
ガイド料が設定されていなかったために、ドライバーの「ワンマン運行」が無かったこと、
かならずバスにはドラ以外の人間が乗務するきまりがあったので、
ときには人出が足りず、事務所勤務の人間まで車掌で駆り出される…なんてことも少なくありませんでした。