藩では、敵が城を攻めてくることを恐れ、
城下の武家屋敷に火を掛けていました。

しかし、疲れ切っていた少年たちには、
城が燃え上がる、絶望的な姿に映ったのでした。

今、燃えていく城に戻っても、敵に捕まるだけ。

捕まって恥をさらすより、会津の武士らしく立派に最後を飾ろうではないか…

今に残る自刃の地には、ここで亡くなった二番隊の少年達19名のお墓と唯一の生き残り
「飯沼貞吉さん」
の分骨されたお墓があり、多くの参拝者の涙を誘っております。

飯森山には白虎隊資料館もあり、山頂からは会津の町並みが展望できます。

当時の城(鶴が城)は、明治の新政府によって取り壊され
(生き残りの武士達が城に立てこもる事を恐れて)
近世になって新たに建て直された
「会津若松城」
は、会津観光必見ポイントになっており、
散策のコースも整備されております。

城跡入り口は売店と食事処になっていて、
ゆっくり時間を使いながら見学したい…
場所の一つです。