山形県・出羽三山…

庄内地方と村山・置賜地方の間に、古より神々が存在する
「神域」
があると言われています。

そこには数多くの信者や救いを求める民が集まり、
古くから信仰の山として知られる出羽三山は、修験の山としても有名で、
現在でも山伏の姿を見ることが出来ます。

出羽三山とは
「月山」
「羽黒山」
「湯殿山」
の総称になります。

かつての出羽三山は
「月山・羽黒山・葉山(はやま)」
でしたが、のちに月山奥の院であった湯殿山を分けて、今の形になったそうです。

元禄時代にには、かの有名な俳聖
「松尾芭蕉」
が奥の細道で訪れたこともあり、今でも東北を代表する観光ポイントになります。

月山と湯殿山は、冬期間積雪のため参拝が不可能ですが、
羽黒山にこれら全ての御柱を祠る
「三神合祭殿(さんじんごうさいでん)」
があり、年始のお参りなどでも、大変賑わいます。

中でも湯殿山は、一般的な参拝方法とは異なり、
御本尊の
「湯殿」
から湧きだす温泉を素足で歩いてお参りします。

きれいな岩清水や湧き水が多いため蛇が多く
「金運」
のご利益もあるとか…

スキー場や温泉も大変賑わっています。