「オレな...好きなやつできた。」

「ふぅ〜・・・ん?えっ!?待て!

今なんて?」

「もう言わんわ」


ちょっと訛った晴弥の声は恥ずかしさを

帯びたかわいい声だった。

でも、晴弥から色恋話が出てくるとは

思ってもいなかった。


「なんで急に!?」

俺の声と同時に晴弥は店員を呼んだ。

「ハイ!ご注文は?あら?せーやちゃんと
いくみくんじゃない!久しぶりだね!」

と割って入って来たのは今日産休復帰の

エマリさん!

「あ!エマさん今日から仕事なんだ!お子さん今度見せてぇよ」