「なぁなぁ郁実はなにがいい~?」

晴弥は割とニコやかな顔で聞いてきた。

「じゃあ。いつものかな?」

俺らの会議の場はいつも晴弥の父さんの

ラーメン屋の1番奥にある2人だけの

特等席!なにかとすぐ集まる。ふたりで。


メニューから顔を上げると晴弥の大きな

純粋な瞳があった。

「晴弥。顔近い...」

なお、晴弥は見つめてる。

だが、カップ麺が出来ちゃうほど経って

晴弥は口を開いた。