通話開始

「誰?何?」

梨乃「結実!あんたねまた濡れ衣着せられたの?」

「またって?初めてなんですけど。」

梨乃「ばかじゃない!!覚えてないの?桜の木折ったの文也なのにその濡れ衣着せられて怒ってたよね?」

「子供の頃でしょ?てか、文也が怒られるなら私が怒られた方がいいのよ。梨乃にも沢山濡れ衣着せられてるからね?梨乃が高校生に喧嘩売ってさ、喧嘩したら梨乃いつの間にかいなくなってて、奏太に怒られたし。」

梨乃「……すいません。」

「しょうがないよ。梨乃と文也と奏太は幼馴染み何だし。」

梨乃「うん……。ありがと。でも、気を付けて。その香波って子調べたら、悪蝶の姫だったの!」

「……私にはもうどうすることも出来ない。忠告ありがと。莉乃。」

通話終了


はぁー、なんなのよ!もー!梨乃のせいで、色々思い出しちゃったじゃないかっ!
最悪。あー、何であの時庇ったのかな……
昨日は……もう無理だったけどさ……
蘭華は、やっぱりさ……


「……命に変えても守りたい……仲間……。」

だったからだよ。