「準備でき...たよ」


「っ...おせぇな、1分過ぎてる」


時計を見ながらそういった。


「1分ぐらい、いいでしょ!」


第一声がそれなの?

お世辞でももっと可愛いとかいってくれてもいいじゃない。


なーんて、私らしくない。


「ほら、行くぞ」


そういって私たちはショッピングモールに向かった。


それにしても、翔流がかっこよすぎて隣を歩くのが嫌になる。


大人っぽい服装なんだけど似合いすぎてやばい。


翔流も帽子を被っててお揃いな気がして嬉しい。

ダメだ、私完全に翔流にハマってる。