どうやら赤いソファに横たわってたみたいだ。 部屋全体が木で包まれて、温かい光を放ってる。 「おねーさん誰?」 「あんたこそ誰よ?」 聞いたら聞き返された。 ちょっと気が強いみたい。 「…あ、僕は中田祐一」 そう言うと今度はしかめっ面をされた。 「年上に敬語も使えないなんて」 ぷいっとそっぽを向く。