僕はその後、久しぶりにあの女の元へ行った。

やっぱり行く場所はないし、寒さにも耐えられない。

なぜ出会ったばかりの、それも僕を助けてくれた親切な人にあんなに感情的になってしまったのか

自分自信がわからない。

気さくで、美人で、可愛くて、おもしろくて、


ただ僕はハナと友だちになりたかっただけなのかも知れない。

こんな僕に親切にしてくれた。

対価を求めず、ただ、可哀想だから。