また明日…か。

首を横にふってほっぺを叩く!

(だめだめ、暗くなっちゃ始まらないもん)

ほとんどの人が部屋を出ていったあと、私は窓の外を見つめた。

「恋乃美…?帰らないの?」

「りぃちゃん…。ん、あとちょっとだけ…。」

今夜の星は空全体がキラキラしているくらい輝いている。

「りぃちゃん…。」

「ん…?」

そう彼を呼ぶと、私は彼に、小さな子供みたいに抱きついた。

「…恋乃美…?」

「いつもみたいにやって…?」

りぃちゃんは私がそう言うと、優しく頭を撫でてくれる。

「…恋乃美、おつかれ。頑張ったな」

「…うん。ありがと…」

りぃちゃんの手は不思議と落ち着いて、眠くなってしまう。

そんな事を思いながら、そっとりぃちゃんから離れた。

「帰ろう、りぃちゃん?」

「うん」

そういって部屋の鍵を閉めた。