白い空間に私がいて

周りにはみんながいて。

はじめはたくさんの人がいるのに

私が近づく度に遠くへいってしまう。

そして気づいたときには真っ黒の世界に私一人だけ。

ー待って、おいていかないで…!



『ー恋乃美のせいじゃん!!』

…私の…せい…?

私が、言わなければ…?



黒い世界は酷く冷たくて、心まで固まってしまったのかな。

何も見えない。見れないよ…。