日の光がカーテンを通り、部屋にさしこんでいる。

♪~♪~~♪~

「ぅん…?」

スマートフォンのロックを解除して、アラームを止める。

…あと5分だけなら…。

そう思い、再び目を閉じようとしたとき…

「恋乃美ー!起きてこーい!」


ービクゥッ!

体が勝手に動いた。

「早くしないと、迎え来ちゃうよー?」

「ふぁあい…」

まだぼーっとする頭を動かし、何とか立ち上がる。

「…おはよ…まま」

「おはよー。朝ごはんは?なに食べる?」

「…パン、フレンチトーストがいい…」

「わかった。早く準備しておいでー?」

ままが朝ごはんの準備をし始めた頃、私は顔を洗い、髪の毛をセットする。

髪に軽くウェーブをかけ、制服を着て準備は完了だ。


しばらくしてままが朝ごはんを作り終えた。

「ん、おいし…」

「でしょー?やっぱりままの料理は一番かしら?」

「うん…!ままの料理は世界一だよ」

そんな他愛もない会話をして、インターフォンが鳴る。

これが私の毎朝。

「行ってきまぁす」

「はーい、気をつけてねー!」

ままに見送られ、また今日が始まった。