「澪琳と同じクラスになるのって、小学校以来だよね」
「そうだね、久しぶり」

すると、美羅ちゃんの目線が下におりた。
「ねぇ、あんたたち、いつまで手を繋いでるのよ?」
ハッとして、自分の手を見る。ずっと泉くんの手を掴んでいたみたい。
慌てて離す。気がつくと、何人かのクラスメイトの視線がこちらを向いていた。
顔が熱くなるのがわかる。
「始業式の日から、何してるのよ〜」
苦笑する美羅ちゃん。
「ご、ごめんね、泉くん」
頭を下げて、謝った。