玄関を出るとガレージに大きなバイクが止められていた。
「大きいね…これ、悠里のバイク？」
悠「あぁ、これで行くよ」
「こ、これで？落ちたりとかしない？」
悠「しないって！俺の腰に捕まっとけば」
そう笑いまじりに言う悠里。こ、腰に捕まるって…恥ずかしい…。
悠「ほら！乗るよ！」
悠里はそう言うと私をひょいっと持ち上げてバイクの上に乗せてくれた。
「うわっ！」
悠「さ、倉庫行くぞー」
初めてのバイクは思ってたより安定してて気持ちよかった。
それと悠里の背中が大きく見えた。
私はあの頃から変われてないけど悠里はすごく変わった。
バイクが止まって前を向くと大きな建物があった。
