悠里side


俺の腕の中で安心したように眠ってるあかね。



あかねの両親が死んだと母さんに聞いた時正直“良かった”と思った。



幼かった俺にとってあかねの両親はあかねを傷つける存在でしかなかったから。



でも、これからは俺が守ることができる。



他の誰でもない俺が。



清「あら、あかねちゃん寝ちゃったのね…」



悠「色々ためてたみたいだったしな…」



清「そう…」



そういえば母さんはあかねが虐待されてた事は知らなかったっけ。



その辺はあかねに任せるか。



悠「じゃあ俺先に帰るな。あかね寝かせる」



清「えぇ、私は学校とかの手続きがあるから」



うちの学校に来るなら陸たちに連絡しとかねぇとな。