「なんだったの?」
すぐにマドカは私の方に駆け寄ってきた。
にこにこ嬉しそうな顔して。
「ん?お兄ちゃんのこと心配してた。ここ1週間ほど連絡がとれないんだって。」
「あんなにマサキ先輩と仲良しなのに、喧嘩でもしたの?」
「そういうわけじゃないみたい。こないだからお兄ちゃん少し元気なくってさ。」
「そうなの?どうして?」
「わかんない。色々進路のこととか悩んでるんじゃないかなって思うんだけど。」
「そっか。」
「それでね、今日お兄ちゃんに会いに行ってもいいか?って。」
「なんだ残念。ユイカに会いにきたわけじゃないんだね。」
「なっ!」
冷やかした顔のマドカの方を見て、顔がボッと熱くなった。
「わ、紅くなってる。かわいいーユイカ。」
マドカは私の頬を両手で挟んだ。
やっぱりマドカには嘘つけないね。気づいてたんだ。
「そうそう、さっきユイカがマサキ先輩としゃべってる時、マユ達としゃべってたんだけど、聞かれたよー。ユイカとマサキ先輩って付き合ってるの?って。」
一気に血の気が引いた。
「なにそれ。」
「だって、二人仲良しでよくしゃべってるから、周りから見たらそう思われるんじゃない?一応、ユイカ達が付き合ってるかどうかは知らないってしらばっくれといたけど。」
「そこは否定しなきゃだめでしょ!付き合ってないんだから!」
って言いながら、そういう風に見られてることが嬉しかった。
本当は違うけど。
だけど、周りからそう思われるのって悪くないもの。
「周りから攻めていくっていう攻略もあるよ。」
マドカは人差し指で私の鼻の頭をつついた。
「二人は付き合ってるんでしょ?みたいにマサキ先輩も言われ出したら、まんざらでもなくなって、好きになっていっちゃうってこともあるんじゃない?思いたい人達にはそう思わせといて、噂流してもらっちゃえばいいのよ。」
「そんな、無責任な・・・。」
って言いながらも、そんな手もあるのかと妙に納得していた。
すぐにマドカは私の方に駆け寄ってきた。
にこにこ嬉しそうな顔して。
「ん?お兄ちゃんのこと心配してた。ここ1週間ほど連絡がとれないんだって。」
「あんなにマサキ先輩と仲良しなのに、喧嘩でもしたの?」
「そういうわけじゃないみたい。こないだからお兄ちゃん少し元気なくってさ。」
「そうなの?どうして?」
「わかんない。色々進路のこととか悩んでるんじゃないかなって思うんだけど。」
「そっか。」
「それでね、今日お兄ちゃんに会いに行ってもいいか?って。」
「なんだ残念。ユイカに会いにきたわけじゃないんだね。」
「なっ!」
冷やかした顔のマドカの方を見て、顔がボッと熱くなった。
「わ、紅くなってる。かわいいーユイカ。」
マドカは私の頬を両手で挟んだ。
やっぱりマドカには嘘つけないね。気づいてたんだ。
「そうそう、さっきユイカがマサキ先輩としゃべってる時、マユ達としゃべってたんだけど、聞かれたよー。ユイカとマサキ先輩って付き合ってるの?って。」
一気に血の気が引いた。
「なにそれ。」
「だって、二人仲良しでよくしゃべってるから、周りから見たらそう思われるんじゃない?一応、ユイカ達が付き合ってるかどうかは知らないってしらばっくれといたけど。」
「そこは否定しなきゃだめでしょ!付き合ってないんだから!」
って言いながら、そういう風に見られてることが嬉しかった。
本当は違うけど。
だけど、周りからそう思われるのって悪くないもの。
「周りから攻めていくっていう攻略もあるよ。」
マドカは人差し指で私の鼻の頭をつついた。
「二人は付き合ってるんでしょ?みたいにマサキ先輩も言われ出したら、まんざらでもなくなって、好きになっていっちゃうってこともあるんじゃない?思いたい人達にはそう思わせといて、噂流してもらっちゃえばいいのよ。」
「そんな、無責任な・・・。」
って言いながらも、そんな手もあるのかと妙に納得していた。