体育祭が終わった1週間後、山崎ハルトは元気に学校にやってきた。
しっかり療養できたせいか、以前よりも顔色がよくなっていて安心した。
当日、ハリボテ行方不明事件があった際、自分が全く役に立たなかったことを随分気にしていたけど。
だけど、ハルトがあれだけしっかり段取り組んでくれてたからこそ、応援団はあれだけ盛り上がったんだと言っておいた。
あと、ハリボテが好評でしばらく学校に飾られることも。
ハルトはそれを聞くと、嬉しそうに笑っていた。
だって、ハリボテの発案者はハルトだもんね。そりゃ、嬉しいに決まってる。
私もそんなハルトの笑顔を見ながら、嬉しくなった。
そしてふいに、
「河野さん、変わったね。何かあった?」
って聞いてきた。
「別に。」
って答えたら、
「じゃ、いいや。」
って前みたいにしつこく聞かなかった。
ハルトも、なんだか変わったような気がした。
「きゃー!すごいじゃん!ユイカ!」
「声がでかいって!」
マドカが慌てて自分の両手で口を塞ぐ。
マサキに自分の気持ちを伝えたってこと、わざわざ自分が振られた報告するのもなぁとマドカにはなかなか言えずにいた。
そのまま時は過ぎていき、夏休みも終わり二学期に突入したの部活のある日の帰り道、何気に伝えた。
「マドカはすごいって言うけどさ、結局振られてるから、全然すごくないんだけど。」
「だってさ、マサキ先輩でしょ?あの人気者のマサキ先輩だよー。まじで告白するなんて思わなかった-。」
「何よそれ。私だったら絶対告白するなんてマドカも前言ってたじゃない。」
「だって、ユイカがまさか告白するなんて思いもしなかったんだもん!すごいよー。告白できただけでもすごいって!」
マドカは私みたいな奥手な人間が、マサキみたいに人気者でなおかつ幼なじみにきちんと告白できたってことに感動していたらしい。
まぁ、それは自分でも驚きだったもん。
マドカが驚いても無理はないか。
しっかり療養できたせいか、以前よりも顔色がよくなっていて安心した。
当日、ハリボテ行方不明事件があった際、自分が全く役に立たなかったことを随分気にしていたけど。
だけど、ハルトがあれだけしっかり段取り組んでくれてたからこそ、応援団はあれだけ盛り上がったんだと言っておいた。
あと、ハリボテが好評でしばらく学校に飾られることも。
ハルトはそれを聞くと、嬉しそうに笑っていた。
だって、ハリボテの発案者はハルトだもんね。そりゃ、嬉しいに決まってる。
私もそんなハルトの笑顔を見ながら、嬉しくなった。
そしてふいに、
「河野さん、変わったね。何かあった?」
って聞いてきた。
「別に。」
って答えたら、
「じゃ、いいや。」
って前みたいにしつこく聞かなかった。
ハルトも、なんだか変わったような気がした。
「きゃー!すごいじゃん!ユイカ!」
「声がでかいって!」
マドカが慌てて自分の両手で口を塞ぐ。
マサキに自分の気持ちを伝えたってこと、わざわざ自分が振られた報告するのもなぁとマドカにはなかなか言えずにいた。
そのまま時は過ぎていき、夏休みも終わり二学期に突入したの部活のある日の帰り道、何気に伝えた。
「マドカはすごいって言うけどさ、結局振られてるから、全然すごくないんだけど。」
「だってさ、マサキ先輩でしょ?あの人気者のマサキ先輩だよー。まじで告白するなんて思わなかった-。」
「何よそれ。私だったら絶対告白するなんてマドカも前言ってたじゃない。」
「だって、ユイカがまさか告白するなんて思いもしなかったんだもん!すごいよー。告白できただけでもすごいって!」
マドカは私みたいな奥手な人間が、マサキみたいに人気者でなおかつ幼なじみにきちんと告白できたってことに感動していたらしい。
まぁ、それは自分でも驚きだったもん。
マドカが驚いても無理はないか。