ふいに兄は私に尋ねた。
「俺とマサキの違いってどこにあると思う?」
それって。
どう答えればいいのかしらね。
正直に答えちゃっていいんだろうか。
「マサキはぶれない強さがある、と思う。お兄ちゃんと私はぶれまくりでしょ。」
だけどやっぱり正直に答えた。
兄は「そっか。」と言って笑った。
「ユイカもなかなか鋭いとこついてくるな。知らない間に成長したねぇ。」
「当たり前よ。もう高校生なんだし。」
兄が笑ったことで少し気持ちがほぐれた。
マサキは、どうだろう・・・。今、たわいもない会話で笑ったりできる?
「マサキは昔から、「こう!」って決めたことは意地でもやり通してたよな。きっと自分を信じる力が強いんだ。あゆみおばちゃんにも言われたよ、「もっと自分を信じて前に進みなさい」って。」
「私も同じこと言われた。」
「やっぱ兄妹なのかな。俺達もマサキを見習わないとな。」
兄にとってはやっぱりマサキは唯一無二の存在だと思う。
これからもそうであってほしい。
だけど。
どうなるんだろう。
お兄ちゃんはミキさんとお付き合いするんだろうか?
ミキさんは本当にマサキと別れるの?
マサキがフリーっていう状況は私にとっては本当なら喜ばしいことなんだろうけど、こんなのは嫌だった。
できることなら、マサキは今のままミキさんと付き合っていて、兄とも親友でいてほしいと思っていた。
そっちの方がずっといい。
「俺とマサキの違いってどこにあると思う?」
それって。
どう答えればいいのかしらね。
正直に答えちゃっていいんだろうか。
「マサキはぶれない強さがある、と思う。お兄ちゃんと私はぶれまくりでしょ。」
だけどやっぱり正直に答えた。
兄は「そっか。」と言って笑った。
「ユイカもなかなか鋭いとこついてくるな。知らない間に成長したねぇ。」
「当たり前よ。もう高校生なんだし。」
兄が笑ったことで少し気持ちがほぐれた。
マサキは、どうだろう・・・。今、たわいもない会話で笑ったりできる?
「マサキは昔から、「こう!」って決めたことは意地でもやり通してたよな。きっと自分を信じる力が強いんだ。あゆみおばちゃんにも言われたよ、「もっと自分を信じて前に進みなさい」って。」
「私も同じこと言われた。」
「やっぱ兄妹なのかな。俺達もマサキを見習わないとな。」
兄にとってはやっぱりマサキは唯一無二の存在だと思う。
これからもそうであってほしい。
だけど。
どうなるんだろう。
お兄ちゃんはミキさんとお付き合いするんだろうか?
ミキさんは本当にマサキと別れるの?
マサキがフリーっていう状況は私にとっては本当なら喜ばしいことなんだろうけど、こんなのは嫌だった。
できることなら、マサキは今のままミキさんと付き合っていて、兄とも親友でいてほしいと思っていた。
そっちの方がずっといい。