「綾〜。寝ちゃった?」
返事がないし、寝ちゃったのかな。
「ねえ綾、私どうしたらいいかな。
このまま綾のこと好きになっていいのかな」
寝てる綾の横でこんなこと言って
返事なんて返ってくるはずもないのに
バカだな〜。
「なんで綾は私が何回振っても無視っても
私のことずっと好きでいてくれるの?
私だったらすぐ諦めるのにな」
眉毛がピクって動いた気がした。
「起きてないよねまさか。
いやいやないないない。大丈夫だよね?」
「...うん」
あーよかった。
...
「ごめん聞かなかったことにして」
最悪。