「あ、あの
傘俺持ってるから、入る?」



「いや、いいです」



「まってハルちゃん!」



とっさにハルちゃんの腕を掴んじゃったけど
俺の心臓が付いてこないパニック。



「風邪引いちゃうから。
駅まで一緒に行こうよ」



「...じゃああまりこっち近寄らないでね」



「はい!わかりました!!!」



雨男も捨てたもんじゃない。