明日は、人生で一番大切な日になりそうだ。
後悔のないようにしよう。
恋する乙女は、どんな時だってキラキラしてる。
たとえ、振られる時でも。
だから私も、キラキラして見えるよね?
千にとっては、もしかしたら「好き」って言われることさえも迷惑かもしれない。
だけど、これだけは譲れないから。
絶対に、諦めないから。
私の声を送るまで、帰らない。
「わがまま、なのかな」
でも、最後くらいいいよね。
……明日、千にちゃんと伝えられますように。
夜空を眺め、流れ星を探すけど、どこにも流れなくて。
私は、散らばる星達にひっそりと願った。