「ほら、何してんの理央ちゃん!!早くって!!」 「…そんなに急がなくても。普通に着くじゃんか。」 「なーに言ってんの!?早く言った方がイイに決まってるじゃん!ほらっ!」 君とこんな会話が出来るようになったのはいつからだろう。 君の笑顔をこんなに近くで見られるようになったのはいつからだろう。 そうだ。君と出会ったあの時。 私は生まれて初めて本当の恋というものを自覚したんだ。