半4階建ての校舎の
2階に上がり、3組の教室に入った。
「今日からここで1年間を過ごすんだな!
 楽しみだね!美麗!」
「斗南マジ張り切り過ぎだよ!笑」
斗南とそんな会話をしていた。

あたりを見回してみると、
いいメンツは見当たらない。
え?もしかしてこのクラス楽しくない?
私自身、クラスを引っ張ってくれる人が
いる方が団結して楽しいと思える性格で、
3組はそんな人が全くいないと言っても
過言じゃないくらい引っ張ってくれる人が
いなかった。
私はそんなことを思ったので斗南に、
「はぁ、絶対このクラス楽しくないなぁ」
と、言うと斗南も同じことを思ったらしく
「まってそれ私も全くおんなじ事思った」
といい、同意見だった。
「だよね!クラスを引っ張ってくれる人いなくない!?泣」
「うん、たしかに!泣
 まぁ、でも1年間頑張るしかない!」

こんな会話をしていたら体育館に移動してと言われ、2.3学年全員が体育館に集まった。

そう、今からクラス発表以外にクラスの楽しさを左右される担任発表があるのです。
「あああああ、担任いい人お願い 汗」
と私は祈っていた。

結果は悲惨なものだった。
私が嫌いな先生のトップを争うくらいの
嫌な先生。
「宮城 藤子」(みやぎ とうこ)だった。
「はぁ!?マジ担任も終わってる泣」
私はもう楽しくない未来しか見えなかった。
はぁ、今年も先生に恵まれてないな..
なんて思いながら斗南と教室に戻った。