私は花立知佳、小学六年生の女子です!



私の周りの子は、どんどん彼氏とかができてきて、とっても幸せそうで...!



すっごく可愛くなってて、私まで嬉しくなっちゃうなぁ♡



今は春。やっぱり、こんなあったかくてふわふわした季節には、みんな恋愛してるんだよね



でも、私には関係ないこと。男の子は楽しいお友達であって、恋愛とかは考えられないし。



だから、そもそも好きな人とかもできたことなくて...。もちろん告白もされたことない。



かといって、彼氏が欲しいわけでもないから、焦ってもいない。



ただ単に、友達があまりにも幸せそうで...ちょっと羨ましいだけ。



ようは、このまま現状維持でいいってことなんだけど...




「知佳、絶対彼氏作ったほうがいいよ〜!世界が変わるよ??」




そう言ったのは、私の1番の友達、七香。



「そうかなぁ?私は今のままで満足だけど」



「もー!!知佳は恋したことないからそんなこというんだよっ!」



まぁ、確かにそうだけどさあ〜...



「じゃあ七香!私に好きな人できた時には頼んだよー??」



「了解〜♡」



なんて、いつも通りな会話をしたあとに七香が



「そういえば、修学旅行!楽しみだね〜!」


「そうだね〜!でも、まだ4月だよ?修学旅行は11月じゃーん!でも、一緒の班になろうね!」



「もちろんだよ!小1から約束してるんだからあ!あー、楽しみー♡」