戸惑う私を見て、おもしろそうに少女はクスクスと笑うともう一度言った。 「あなたは幼いころの心持っていますか?」 「幼いころの心?・・・・・・・・・・君は一体何者なんだ?」 「・・・何者?残念ながら今は言えない。 だって、私の役目はあなたを案内すること。 それじゃ、また。チェスのコマさん・・・?」 っという言葉を残して少女は去っていった。