授業が終わった。

すぐさまみんなが近付いてくる。

「具合悪そうだったけど、大丈夫?」


みんな、そんなところまで、見ててくれるんだぁ。

でもね、違うんだよ。

言ったら引かれちゃうから、言わないけど。

「え!ぜーんぜんそんなことないよぉ」


胸の前で手を振る。

そして、それよりさー、と話題を持ち掛ける。

はやく、この話題から遠ざからないと・・・(;^ω^)


「おい、須川ルル。お前ちょっと付いてこい。」

っはぁっ!?遠藤・・・先生。

「分かりましたよ、あ、みんなごめんねぇ。

呼ばれちゃったから・・・」

「いいんだよ、いいんだよぉ。


・・・帰ってきたら、いろいろ聞かせてね♥」

ぐうっ・・・/////はぁ、もうヤダ!!!!


保健室についた。

「はい、なんでしょうか?」

「ホントに来た!うける、可愛いー」

いらっ。

ウケねーよ!(╬◣д◢)


先生は私を引き寄せる。

そして、滑らかな指先で私の髪の毛を撫でた。

「さっきはごめんね。

俺、ルルちゃんのこと、気に入ったよ。

これからは優しくするからね・・・♥」

その言葉は、言葉だけ聞くと、優しさに満ち溢れていたが、この言葉を紡ぎ出す顔といったら!

邪悪にそまっていた・・・。