凄まじいラッシュに、元々朽ち果てていたベナルの顔面が崩壊する。

腐った血と、白骨化すら始まりかけた腐肉を滴らせ、ベナルは倒れた。

邪悪の拳の連打に、いいように打ちのめされる。

「いいかベナル。何度も殺し合いを繰り返してきたよしみで教えてやる」

這い蹲るベナルを見下ろしながら、邪悪は言い放った。

「真にこの世界に君臨する者とはっ!僅かに些細な不安要素をも持たぬ者っ!」

そう言って、這い蹲ったベナルの崩壊しかけの顔面をブーツで踏み付ける!

更に醜く破壊されるベナルの顔面。

「如何なる手段を用いようともっ!最終的にっ!頂点に君臨すればよかろうなのだぁっ!」