「悪かったな、千聖の分まで作らせて。でもあのままお前を1人で帰すのも嫌だったからさ」
そう言いながら陽くんは後ろからわたしをギュッとしてくれる。
陽くんの体温はたまらなく心地いい。
「大丈夫だよ、1人分くらい変わらないしね」
そういいとありがとな、と言い綺麗に微笑む。
ああ、たまらなく好きだと思う。
陽くんとの出会いは私がナンパされてたのを助けてもらったというまあベタなもの。
その場では何も無かったんだけど私のバイト先にたまたま陽くんが食べに来ててそれからよく話すようになり自然に惹かれあい付き合うことになった。
と、なにか私のお腹あたりでモゾモゾと手が動き出しだんだん下に下がっていく。