「オレ? オレは君をココに導いたものだよ。 …君は本当にココを知っているのかな?」 ―――導いたぁ? 何を言っているんだ! ココには私の意志で来た。ココは私の思いでの場所…。思いでの……?!―― 「分からないのは無理もない。だって、君のその記憶はオレが作ったんだから。」 ―――君が? 君は一体…?―――― そう問う私に関係なくヤツは話しつづけた。