思いでの花畑

思いでの花畑 1

思いでの花畑
私、桃山あんず高１。
私には、今、
好きなひとがいます。
それは、保育園からの
幼なじみの鈴木潤です。
潤は、スポーツもできて、成績も常に学年１位で、
おまけにイケメンで…。
それに比べて私は、
運動音痴だし、成績は、ふつうで、かおは、普通…。でも、２つだけ他の女の子に負けない自信のあることが料理と体だけ…。
潤には、たくさんのファンの子達がいて、その１人に学校１のマドンナ浜崎恵ちゃんがいて、読モなんだって。こんなんで、大丈夫かなぁと思っていた矢先…。潤が引っ越しすると言う話を聞いた。
潤と私の家は、近くは、なく、はっきり言って、嫌だった。だって、今よりも遠くなるかもしれないから。私は、思いきって、潤に聞いてみた。
「潤どこに住むの?」
すると、潤は、クスッと笑い、
「後のお楽しみ」
と、言っただけ。
数日後、私の家の隣に新しい人が引っ越してきた。
それは、潤一家だった。
私たちは、家族ぐるみの仲だった。なんでも、潤の父親の初恋が、わたしの母だったというのだ。
笑っちゃうよね。
潤一家が私のお隣さんになって数日たったある日…。移動教室で理科室に行こうとしてたら、学校１のマドンナ浜崎恵ちゃんをみかけた。恵ちゃんは、複数の女子といた。なにやら、潤の話をしていた。
あわてて身を隠す私。
「潤をどうやって落とそうかな」と恵ちゃん。
なんだか、違う雰囲気をただよわす恵ちゃん。
「あっ！そういえば、潤好きな子いるって噂しってる？」と、ある女子。
「その噂知っているよ。なんか、その好きな子は、髪がながくて、天然で、料理が上手でかわいいって。」「それって恵じゃん!?」
と、ある女子。
「じゃあ、告白しよう。」と、余裕の表情の恵ちゃん。私は、ショックでその場からたちさった。
その夜は、眠れなかった。翌朝、ある噂が流れた。
なんと、学校１のマドンナ浜崎恵ちゃんが潤に告って、フラれたというのだ。