「いい加減帰れ。」

「え~まだ良いじゃんかよ~」



あれから一時間。玲君はまだ帰っていない。
もう6時なんだけどなぁ。


「わかったよ....おじゃましました!」


頬をぷくっとふくらませてそのまま帰っていった。
ふぅー。静かになった。



「連翔、ご飯何にする?」

「ハンバーグ。」


ハンバーグか....確か挽き肉あったから出来るね。



「麻実、俺も....手伝ってやっても...いいけど。」

「え...?あ....じゃぁ....挽き肉こねてもらってもいい?」

「あぁ...」



び、びっくりした....連翔が手伝うなんて言うとは
全く思ってなかったよ。
行きなりどうしたんだろう。









「わぁ、美味しそう!」

蓮翔と一緒に作ったから、絶対美味しい!!

「食うか。」




うめぇ、と言いながらハンバーグを食べる蓮翔は子供みたいだった。


「ん?どした?」

「あ、いや....蓮翔って美味しそうに食べるなって....思っただけだよ。」






笑顔で食べるから見てる方も笑顔になっちゃうよ。




「ごちそーさま。」




食べ終わり、その後は蓮翔の部屋で遊んでいた。



「な、負けるかよ!」


「ちょっとは手加減してよ...!」



久々にやったゲーム。
思ったよりも楽しかった。
昔はよくゲームをして蓮翔に負けてたなぁ。




「麻実、そろそろ寝るか」


「うん、そうだね。」




深夜にもなって、布団に入った。
相変わらず同じベッドでねるんだね。




「麻実、話したいことある。」



「どうしたの?」





話したいことって.......なんだろう。