「蓮翔〜着いたよー?」


「はぁ、うるさい。」


蓮翔の家に着くなり玲君は嬉しそうに叫んでいた。

「麻実、入れ。」

「う、うん。」


促されるまま中に入って荷物を置いた。



「おじゃまーしまーす!」


「あんま騒ぐなよ。」


玲君も上がったみたい。
明るいなぁ。いつも玲君のテンションについていけないから蓮翔はすごいな。


「蓮翔ー、麻実ちゃんとキスした?」

「はっ、お前何言って..」

まる聞こえですよ、玲君。
ちょっと静かに話すこと出来ないかな。



「あ、恥ずかしい?蓮翔はシャイだもんねー。メールで送ってよ。」

「しゃーねーな。」


二人は本当に仲良いんだね。
確か中学から一緒なんだったよね?
今はメールし合ってるみたいでスマホのバイブ音がなってる。




「はっ!?お前何やってんの?」

「おま、声デケェ。」

なんの話してるのかなー。
気になるけど話しかけないようにしよう


「麻実ちゃーん!蓮翔と深いのしたの?」

「へっ!?」


朝のあれかな!?
そんな話してたの!?

「もうさ、蓮翔も素直になりなよ。」

「うるせ」



もう、玲君苦手だな。