私は、何叫んだ。

どんなに怒られて、

どんなに嫌いになろうとしてもなれなかった。

だって、たった1人の母親だから。

進路だって、私のこと思ってだとわかってる。

だけど、耐えきれなかったんだ。

絶対失敗したらいけないプレッシャーと

不合格だった時の不安が。

だから、抗いたかった。

定められた道から抜け出したかった。

おかしいよね、抜け出した結果がこれだもん。

だから、あの日から私は心に鍵をかけた。

誰にも解かれないように

厳重に。

なのに、あんな奴らに解かれるなんて。

私もまだまだ甘かったんだ。