罪悪感だとか後悔だとか、そんなものは存在しない。
寧ろ俺の中に存在するのは、己の欲望が満たされていく快感。
人が喚いたり苦しんだり、助けを求めたり。
そんな姿が俺に強烈な快感を与えた。
他の者から見た俺は、相当狂っていたに違いない。
もはや、人ではなかった。
災厄。そうでなければ、それよりもっとずっと悪いもの。
冷酷で、人を人とは思わない。
極悪非道を極めていて、周りの誰もましてや俺自身でさえも、俺の薄汚い欲望を止めることは出来なかった。
だが、そんな狂った俺にでも仲間は居た。
同じ目的のため.....まぁ同じとは言っても結局はそれぞれの利を求め、助け合うだとかそんな仲間として当然であるはずの意識は持ち合わせていない括りであったが。
それでも、俺はそれを仲間と呼んでいた。
共に殺し盗み、壊し傷付けた。
そしてそれから得る快感に共に浸った。
そんな哀れな俺達は、同じように人として地に落ちたような輩に慕われ、いつの間にかその規模は膨れ上がっていった。
哀れなこの世界での負け犬が集う、この世界の中で底辺の集団に。
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